添付文書には副作用について、以下のように記載されています。
◆重大な副作用
1.急性腎障害:
・投与前及び投与中は定期的に腎機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。
・添加物スルホブチルエーテルβ-シクロデキストリンナトリウムの尿細管への蓄積により、腎機能障害が悪化するおそれがある。
非臨床試験でレムデシビルに腎尿細管への影響が認められている。腎機能障害を有する患者を対象とした臨床試験は実施していない。
2.肝機能障害:
ALT上昇に加えて、肝機能障害の徴候又は検査値異常(抱合型ビリルビン、ALP又はINRの異常)が認められた場合には、投与を中止すること。
3.過敏症(Infusion Reaction、アナフィラキシーを含む)
低血圧、血圧上昇、頻脈、徐脈、低酸素症、発熱、呼吸困難、喘鳴、血管性浮腫、発疹、悪心、嘔吐、発汗、悪寒等があらわれることがある。
◆その他副作用
《1%以上3%未満》:悪心、ALT増加、AST増加、トランスアミナーゼ上昇
《0.2%以上1%未満》:貧血、嘔吐、便秘、下痢、駐車部位疼痛、疲労、発熱、高トランスアミナーゼ血症、注入に伴う反応、プロトロンビン時間延長、
肝酵素上昇、肝機能検査値上昇、糸球体、濾過率減少、血中クレアチニン増加、血中ビリルビン増加、高トリグリセリド血症、頭痛、不動性めまい、
不眠症、発疹、そう痒症、静脈炎