シグナル管理に関する投稿7回目です。
今回はシグナル評価ステップにおけるアクションの6つ目をご紹介します。
インテージックと同種同効薬であるDPP4阻害薬の副作用発生までの期間・転帰情報を確認し それぞれの傾向を把握することが目的となります。
[方法] CzeekV Proを用いて薬剤投与日から副作用発生日までの期間を確認します。 また、それぞれの薬剤における転帰の情報を確認します。
同種同効薬は前回同様以下の3つの薬剤を対象としています。 インテージック同様、抗糖尿病薬のうち、DPP-4阻害薬となります。
・アナグリプチン ・シタグリプチン ・リナグリプチン
CzeekV Pro を用いて注目薬剤を検索すると、 報告された有害事象が投与開始日から何日後に発生したものなのか、 また、その期間での報告数統計がどうなっているのかを確認できます。 (薬剤投与日から有害事象発生までの期間)
インテージックとアナグリプチンは発生までの期間が長い傾向があるようです。 一方、 シタグリプチンとリナグリプチンは発生までの期間が短い傾向があるようです。
転帰に関しては発売日の違いもあり、現状確認できる限りでは大き違いは見られませんでした。
引き続きJADERを活用して同種同効薬での確認を進めていきたいと思います。 次稿にて同種同効薬の情報(年齢、性別の背景状況)の確認について報告いたします。
CzeekV Proには薬剤投与から副作用発生までの期間を確認できる機能があります。
こちらの機能についての説明、操作については下記を参照ください。 ヒストグラムページ機能 投与期間について(副作用発生期間表示機能) (CzeekV実践に投稿した別ページが開きます)