COVID-19の感染拡大から、早くも1年が経ちました。 そこで、JADER・FAERSの適応症が「COVID-19」と報告されている症例にて、どのような薬剤が使用されているかを調べてみました。 ※以下の件数は、報告された症例に基づく件数です。販売数・投与患者数との関連性はありません。
適応症にて、COVID-19を検索した結果は以下になります。
「COVID-19」の他にも「COVID-19肺炎」「コロナウイルス感染」など様々な適応症での報告がありましたが、 「COVID-19」での報告が最も多い状況でした。 適応症「COVID-19肺炎」「コロナウイルス感染」で報告されている薬剤は、おおよそ「COVID-19」の使用薬剤に含まれていたため、 「COVID-19」の使用薬剤の状況についてお知らせします。
適応症「COVID-19」の症例で使用されている薬剤について、件数順に並び変えてみました。
日本国内で「SARS-CoV-2による感染症」の適応にて、承認されているレムデシビル、デキサメタゾン以外にも、現在臨床研究がおこなわれているファビラビル、ナファモスタットなども使用されていました。
その他、開発中・医師主導治験中の薬剤など、治療薬やワクチン開発への注目・期待は依然として高い状況です。
それに伴い、本ブログの「論文・技術情報」で取り上げている論文でもCOVID-19関連の論文が増えています。
<キーワード「COVID-19」で検索した結果> 2020年:14件 2021年~投稿時まで:24件
内容は、治療薬・ワクチンによる安全性関連に関する内容が多くなっています。 引き続き、安全性も考慮しつつ、慎重な投与が必要と考えらます。
※論文・技術情報のサイトはこちら
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(PubMed追加日)