詳細情報画面の有害事象スコアテーブルにもあるシグナル分布図について説明します。
シグナル分布図は各スコア値に合わせて4種類あります。
下のサンプル図はFDAのスコア分布図です。 赤色●でプロットされているものが詳細情報ページのスコアテーブルにて選択した有害事象です。 縦軸:スコア値 横軸:レポート件数にてプロットされています。 赤線はこれを超えていればシグナル有りという閾値となります。
例である左図は 薬剤:バレニクリン酒石酸塩 と 有害事象: 異常な夢(赤色プロット) の関連性についての分布図です。
橙色●のプロットは スコアテーブルにおける上位20件の有害事象となります。それ以下は青色のプロットです。
一見してですが、「異常な夢」(赤色●)は右上あたりにプロットされており、件数も多く、スコア値も高いので この薬剤におけるもっとも関連性の高い有害事象と言えます。
マウスカーソルをプロットされた●に移動させると、情報がポップアップにて表示されます。
マウスカーソルを下にある他の橙色●のプロットに移動させると 「自殺念慮」という有害事象が表示されます。 先程の「異常な夢」よりはシグナル値、件数ともに少ないですが、 このあたりのプロットは「悪夢」「攻撃性」「怒り」「気分動揺」などの精神的な有害事象が多いです。
各有害事象の相対的な評価や、同系統の有害事象関連性評価にも活用が可能です。 特に他のスコア値ではどのような分布になっているのかを参考にするのも良いかと思います。
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(PubMed追加日)