通常PVPにおけるシグナル管理(3) ~アクション2 処方患者数推移を確認~
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シグナル管理に関する投稿3回目です。
架空のケース設定内容糖尿病治療薬である「インテージック」について、2021年12月に2件の「間質性肺疾患」の追加報告がありました。
この報告を受けて、安全対策をとるべきかどうかの判断を行いたいと考えています。
アクション1~7をもとにシグナル検証・評価をおこなし、安全対策の要否を検討、判断します。
薬剤:インテージック(仮名) DPP4阻害薬
有害事象報告:間質性肺疾患今回はシグナル評価ステップにおけるアクションの2つ目をご紹介します。
アクション2 処方患者数の推移 を確認
アクション2の目的は、処方患者数の推移状況を確認することにより、
副作用の追加報告が、処方患者増加によるものかどうかをチェックすることとなります。[方法]
株式会社インテージリアルワールド社の統合医療データベース”Cross fact”のうち、
調剤レセプトデータ”をもとに、拡大推計により算出した処方患者数の推移を確認します。Cross fact調剤レセプトデータ(イメージデータ)
結果
2021年の1年間における月毎の処方患者数の推移(上図)をみても
処方患者数が増加している傾向は認められませんでした。
よって、安全対策の要否については、さらなる検討の必要があるものと思われます。次稿においては、
JADERのデータはおよそ4カ月前なので時間差を考慮するためのアクション3を紹介したいと思います。(補足1)質問 「CzeekV Proで処方推計データを確認できないのでしょうか?」 への回答
目下、搭載を目指して検討を進めているところです!
2022年度中の搭載を目指してデータの搭載方法や内容の設計、契約内容などの検討を進めています。それまではレポート形式でトライアルデータをご提供いたします。
(補足2)株式会社インテージリアルワールドが保有する院外調剤レセプトデータ
詳細の情報については
「統合医療データベース」について のページからご確認をお願いします。
(株式会社インテージリアルワールド社のホームページが開きます)院外調剤レセプトデータでは注射剤のデータが無いという課題を統合医療データベースではカバーできるようになっています。
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